ずっと見直そうと思っていて、数年前から情報収集をしていた「保険」。
その中でも医療保険について重い腰をあげて、じっくり見直してみました。
1.現在の加入状況確認
▼民間の医療保険
年間約3.8万円の主契約+特約2.2万の合計6万円ほど年間で支払いしています。
60歳で支払いが終わり、その後も補償が続くタイプです。
全支払金額欄に記載している金額が、60歳まで支払続けた場合の総額です。
2.人生で脅威となるときとは。どんな時お金が必要か。
会社員のため、健康保険料が毎月給料から天引きされています。
日本には充実している社会保障があり、
確かに日本で野垂死ぬことは少ないのではないか、と思います。
自分の「保険」に対するスタンスが決められずに数年経ちましたが
それを明確にするために、「何が不安か」考えてみました。
・不調が長引くこと
・様々な社会保障からすり抜けてしまうとき
診断書に現れない心身の不調。
そのせいで、フルタイムで働けないなどあれば、
資産取り崩しをしたり、老後資金を今のように積み立てることができません。
こういったときに頼りになる高額医療費制度ですが、
月に約10万円の医療費がかかったとしたら
毎月の貯金額<10万円の医療費
なので資産の取り崩しは明白です。
データをみると、入院は30日間くらいが平均のようなので
もちろん有給休暇を消費したり、傷病手当で賄えます。
ただ、
・傷病手当1年半を使い切った後や障害手当をもらえる資格を得られないとき
→障害手当の資格は確認すると、結構厳しい内容です。
これには該当しないけど、今のほど働けないって普通にあるのでは?と想像します。
障害手当を受け取れたとしても、長期間で受け取れる人はわずか。
それだけ支給は厳しいのではないかと思います。
・入退院を繰り返し、働きづらくなり仕事退職する、など。
→お互い様とはいえ、仕事を休みがちになれば働きづらくなる気がします。
職場の問題というより自身の気持ちの問題も大きいです...。
こういうときに退職の選択をすることができたら、と思います(贅沢かもしれませんが)。
・老後に毎月5万円の医療費がかかる期間が続いたら
→医療費に6万円かかる計算で老後資金を貯めているわけではないので
これもしんどいですね。とはいえ、老後にかかる医療費・介護費などは
まだまだ勉強が必要です...。
・精神疾患になったら
→精神疾患は本人にしかわからない辛さもあると思うし、治療に長い期間かかるうえ
完治が難しいものもあります。
周りにも精神的な理由から仕事を辞めたりする人も多いです。
3.今の貯金でどれくらいまかなえる?
上記のような状態が続くとき、正社員として今の会社に所属していたら、5年くらいは貯金はできないものの今の暮らしを維持できると思います。
(高額医療費制度の他に会社の保険組合で更に医療費を負担してもらえる可能性がありますが、それは考慮していません)
もし正社員を辞めてパートタイムになった場合、
上記の期間を経てパートタイムになると考えるといよいよ貯蓄は尽きます。
4.いくら不足する?
私の場合、1年間高額医療費制度のお世話になる場合、
年間95万円の赤字でした(私の生活の場合)。
※本を参考に算出しています
5.考えられる解決策
・生活保護
・実家に帰る(一人暮らしの想定で年間95万円の赤字です。家賃などが毎月計上しているので、実家に帰ったり安いところに引っ越せば赤字は減る)
・民間の医療保険でマイナス分のいくらかを補う
などなどでしょうか。
自分でなんとかやっていきたいので、選択としては「医療保険でマイナス分いくらかを補う」になります。
年間95万円の赤字がでるのであれば、95万円÷365日=2603円
一日あたり2603円の赤字なので、
入院時、日額3000円の保険に加入すればなんとか自分で生きられそうな気がします。
(あくまでも試算上、日額3000円があればなんとかなるかな、と)
民間の 保険は色々と制約があり、
どのような内容でも給付してくれればいいですが
そうもいかなくて、すべての不安を取り除くことは不可能です。
確率で考えると、私が心配しているような
長期の入退院を繰り返す事態になることはあまりないことです。
この心身がどれくらい丈夫なのかも、病気になったときに
どれくらいの期間で、どれくらいお金が必要か
その後再発する可能性は??
と、色々なことが分かりません。
見えない敵をなんとかみようと、色々なデータと睨めっこするしかない。
長くなってしまったので、
今の保険をどう見直したのかは、別記事にしたいと思います。